インド・ネパール国境付近の地震:2011年9月18日

(2011/09/19 更新)


図1:米国地質調査所の震源カタログによる1970年以降の深さ60kmまで、M4以上の震源分布。 赤色の×印が今回の震源位置。震源時刻は、18日21時40分48秒(日本時間)、Ms6.9。 今回の震源は、北上するインドプレートとユーラシアプレートの境界部であるヒマラヤ山脈下で起きています。 濃緑色線は、国境。

図2:同じ期間で起きたM7以上の震源分布。

図3:宇津カタログによる1800年以降のM7以上の浅い震源分布。 震源付近では、過去200年間は大きな地震が起きていなかった。 1934年インド・ネパール国境のM8.3地震では、1万人を超える死者が出ました(宇津カタログによると10,600人)。

図4:米国地質調査所の震源カタログによる1964年以降の深さ60kmまでの震源分布。 付近でM6を越える地震には、パラメータを表示しておきました。1980年11月19日の地震では、死者3名。

図5:グローバルCMTプロジェクトグループによるメカニズム解。 今回の地震は、圧縮軸が南北方向を向く横ズレ型の地震だった。 モーメントマグニチュードMwは、6.9。

図6:グローバルCMTプロジェクトグループによる圧縮軸の方向分布。 ヒマラヤ山脈に沿って2つのプレートが衝突していることを示す南北方向を向く圧縮軸の地震が分布します。

図7:グローバルCMTプロジェクトグループによる張力軸の方向分布。

図8:グローバルCMTプロジェクトグループによるメカニズム解の分布。 1980年11月19日に近くで起きた今回より少し小さな地震とメカニズム解は似ている。

米国地質調査所の被害予想

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