中国雲南省、盈江県M5.8地震:2011年3月10日

(2011/03/11 更新) この件で気象庁には問い合わせしないで下さい。

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図1:米国地質調査所のPDEカタログによるやや広域の震源分布。今回の地震は×印で示した。震源の深さ10km。 今回の地震は、中国ではM5.8、米国地質調査所ではM5.4、ハーバード大学のモーメントMは、Mw5.5.。

図2:中国の地震カタログ(2005年まで)と米国地質調査所の震源カタログ(2006年以降)を利用。今回の震源の近くで今年1月1日にM5.0の地震が起きていた。

図3:20006年以降の震源分布。付近でやや大きな地震は、2008のM6.0の地震。付近の地震活動は他地域に比べ、最近高かったことがわかる。

図4:ハーバード大グループのCMT解。南北に近い水平な圧縮軸をもつ横ズレ型。 付近を北東ー南西走向の断層があるので、その方向の節面が震源断層である可能性が高い。

図5:中国テクトニック図の部分図。

図6:中国テクトニック図。チベット高原の地殻が南東方向へ押し出されている中で起きた地震であることが分かる。

図7:ハーバード大グループのCMT解(M>=4すべて)によるP軸方位地表面投影分布。短いのは鉛直に近い。

図8:ハーバード大グループのCMT解(M>=4すべて)によるT軸方位地表面投影分布。短いのは鉛直に近い。