スマトラ北部沿岸の地震:2010年4月7日

(2010/04/05 更新) この件で気象庁には問い合わせしないで下さい。

図1:宇津カタログによる1900年以降のM7.3以上の震源分布。今回の地震M7.8は、×印で示しています。今回の震源は2005年3月のM8.6地震の震源域の近くです。薄緑色の線は、プレート境界。

図2:図1の枠内の震源の時空間図。上(B)が北西側。20世紀半ばから50年間静穏だった後、最近10数年間は非常に活発です。

図3:スマトラ島西側沿岸のプレート境界で発生した大地震の余震域を赤色線で囲って示しました。左側の数値が発生した年を示しています。

図4:今回の本震と余震の分布。震源の決まっている余震は、まだ4個だけ。まだ、はっきりしないが、2005年の地震の割れ残った部分が割れたようです。時間は、世界標準時。

図5:1970年以降の100km以浅でM7以上の世界中の震源分布と発生回数の変化。データは、米国地質調査所による。上から、震源分布、年毎の発生回数、累積発生回数。516個/40.25年=12.8個/年。1980年代が少し少なかったが、特に最近増えているわけではない。ただ、この3年余りは、やや多い。