メキシコ北西部(バハ・カリフォルニア)地震:2010年4月5日

(2010/04/05 更新) この件で気象庁には問い合わせしないで下さい。

図1:米国地質調査所による2010年4月4日22時39分(本震が起きる前)まで浅い震源分布(時刻は世界標準時:日本時間−9時間)。今回の地震のMwは7.2で×印で示しています。カリフォルニア湾内は活動が活発。緑色線は、プレート境界。

図2:宇津カタログによる1900年以降のM6.5以上の震源分布。今回の震源は1915年M7.1の地震に近いようです。

図3:米国地質調査所の震源データによる1964年から本震発生前までM6.5以上の深さ40kmまでの震源分布。

図4:米国地質調査所による2007年以降の震源で、緑色は本震発生前まで。赤色は本震と余震。余震域が北西ー南東にきれいな直線になっていて、震源断層を示しているようです。一方、本震の位置が余震域から離れているのがやや気になります。プレート境界線の位置が、震源分布から離れていますが、世界地図用のプレート境界線をそのまま使っているので、おおまかな位置と理解してください。

図5:CMT解による圧縮軸の方向を地表に投影した。

図6:CMT解による張力軸の方向を地表に投影した。

図7:CMT解をビーチボール形式で示した。図5〜7で、プレート境界を境に南側の太平洋プレートが北側の北米プレートに対して北西へ動いていることが分かる。

図8:20世紀以降の50km以浅でM4以上の震源分布。プレート境界が明瞭に分かる。1963年までは、エングダルらのカタログ、1964年以降は米国地質調査所PDEカタログによる。但し、2009年は、週報や速報によるので小さい地震は掲載されていないので表示されていない。