茨城県南西部の地震M6.0(1923年9月1日) ![]() 図1:1923年9月1日関東大地震の直後の12時36分の地震。 気象庁の再決定震源は、茨城県南西部の深さ0kmに震源を決めている。 しかし、この付近で起きる地震の震源は深さ40kmから60kmはほとんどで浅くても30km程度。 地表に震源が決まっているのは、別の場所の地震が計算上、誤ってここに求まった可能性が高い。 それで観測報告値のS-P時間を使って調べて見た。 東京、熊谷、岐阜、彦根の4カ所。 ただ、彦根の値は大きく外れていたので、地図には3カ所のS-P同心円を示した。 黒色円は、地表に震源があった場合で、茶色円は深さ40kmに震源があった場合。 (気象庁の震源再決定にはP時刻も使われている) これを見ると北緯36.00度、東経140.00度に決められた震源位置はおかしいと 思われる。むしろ霞ヶ浦北西部で深さ40km程度の位置が震源と思われる。 戻る |