As of February 10, 1999
ポケットモンスター銀


 例によって、前作 (ポケットモンスター赤緑青ピカチュウ。以下「赤緑」) はやってませんでした。

 このゲームの内容やら何やらに関しては、テレビを見ない私よりもおそらくみなさんの方が詳しいでしょうから、感想だけ書きます。

 一応ジャンルとしてはCRPGってことになってますが、ストーリーなどほとんどないに等しく、ただひたすら戦うだけ。楽しいのはポケモン集めの方です。「図鑑完成型」ってやつですか? ドラゴンクエストモンスターズ (以下「DQM」) の項でも少し触れた通り、本当に楽しいです。というか、私は好きです。

★DQM

 ここでちょっと、DQMとの比較の話。ご存知とは思いますが、出た順番は赤緑→DQM→ポケットモンスター金銀 (以下「金銀」) です。

 DQMは後発だけあり、戦闘システムはポケモンよりはソフィスティケイトされています。と言いたいところですが、DQMの戦闘システムは本質的にドラゴンクエストVIとかとあまり変わりません。むしろポケモンの方が、プリミティヴだってことです。なんせポケモンは6体まで連れて歩けますが、いざ戦闘になると戦うのは1体のみ。1対1なので、非常にシンプルでわかりやすく、戦術的要素が入り込む余地はほとんどありません。対象年齢が低いってことですか。

 DQMは、赤緑にはなかった「配合」という概念を取り入れています。捕まえるだけでなく、配合して新たに創り出すわけですね。さらに後発である金銀は、その影響か、赤緑には性別がなかったポケモンに新たに性別が導入されていますし、配合っぽいこともできるようになっています。もっとも、システムの中心に据えてあるDQMの配合に比べると、おまけみたいなものですが。

★通信交換

 で、ポケモンが本当に凄い点は、通信だと思います。DQMが、他人と一切通信しなくても単体で215種類のモンスターすべてを集めることができるのに対し、ポケモンではこれができません。それは、次のようなポケモンが存在するからです (以下は金銀の場合)。
  1. 通信交換しないと進化しないポケモン (10種類)
  2. 石を使わないと進化しないポケモン
  3. 出現しないポケモン
 2.は全部で18種類存在しますが、必要な石はゲーム中最大でも10種類分しか手に入らないため、残りは通信で入手する必要があります。

 3.には次のようなものがあります。
  1. 3択で1種類を選ぶと、残りが出現しないポケモンとその進化形 (3種類×3)
  2. 金 (銀) でしか出現しないポケモンとその進化形 (各6種類)
  3. 赤緑でしか出現しないポケモンとその進化形 (17種類)
  4. 金銀のどちらかでしか出現しないが、赤緑で出現するポケモンとその進化形 (各4種類)
  5. いずれでも出現しないポケモン (任天堂などから直接もらうしかない) (2種類)
 つまり、金銀を単体でプレイした場合、最大でも251種類中199種類しか揃わないということです。これは赤緑でも同様です。

 で、これの何が凄いかというと、たくさん売れる、ってことですね。つまりこんな感じですか?

少年A「ポケモン交換しようぜ!」
少年B「俺ポケモン持ってないよ」
少年A「なんだ、あっち行けよ。おい、ポケモン交換しようぜ」
少年C「おー、やろうやろう」

 さて、少年Bの運命や如何に。って感じです。

 DQMにも一応「通信お見合い」という機能はありますが、それを「使わなくても全部揃う」のと「使わないと揃わない」のでは、少年を駆り立てるパワーもおのずと異なるでしょう。

おまけ: 進化論

 ご存知とは思いますが、ポケモンの中には「進化」するポケモンがたくさんいます。進化の条件は、レベルアップ、通信交換、石を使う、トレーナーになつく、など様々です。例えば、芋虫型のポケモンはレベルが上がるとさなぎに、さらに上がると蝶になります。サナギマンからイナズマン、って感じですが (若者置き去り)、これって「進化」ではなく「変態」だと思うのですがいかがでしょうか。あるいは、鳩型のポケモンは、進化してもやっぱり鳩です。何が変わったのかというと、強さや大きさが変わったわけですが、こちらは単なる「成長」だと思うのですが。

 私の理解では、進化とは淘汰によって進むもの、すなわち「種」の変化であって、このような「個体」の変化のことではありません。「個体レベルの進化もありうる。それは突然変異だ」との主張もあるかもしれませんし、実際、鉄砲魚型のポケモンが蛸に「進化」した時は「おお、突然変異か」と感心したりもしましたが、やっぱりちょっと違うと思います。

 まあ、単に用語の問題なのですけど。

★通信対戦

 通信には、ポケモン交換の他にもう一つ、対戦という重要な機能があります。私は興味がないので投げやりですが、一応書いておくと、なんか全国大会みたいなのが昔あったらしいです。赤緑版ですが。金銀でも多分開催されるでしょう。で、当然のことながら、最強ポケモンを作ろう、みたいな感じで盛り上がるわけですね。以下はネットで得た情報をまとめたものですので、正しくない可能性がありますが、多分あってると思います。

 ポケモンの能力値は、種族値、個体値、努力レベル、レベル、の関数らしいです (詳細なシステムに関しては、こちらをご覧ください)。したがって、そのトーナメントで許可された種族の中から最強の種族を選び、その中から個体値ができるだけMAXに近い個体を探し、すべての努力レベルを最大 (63) にしつつ、許可されたレベル限界まで上げるわけです。ダビスタの最強馬みたいに、ひたすら手間と時間がかかる作業ですな。

 おまけ: 種族値合計の高いポケモン (金銀)。

6つの種族値の合計
680ミュウツー、ルギア、ホウオウ
600カイリュー、バンギラス、ミュウ、セレビィ
580フリーザー、サンダー、ファイアー、ライコウ、エンテイ、スイクン

 以下略。

★色違い

 さらにもう一つ、こちらは金銀だけの話ですが、凄いと思うのは、色違いポケモンが出現することです。出現率などに関しては、任天堂などからは発表されていないようですので確定情報ではありませんが、様々な情報を総合すると、8096分の1みたいです。これはなかなか、チャレンジャブルな数字ですね。私には時間も気力も体力もほとんどないので、色違いは探していませんが、暇を持て余している子供にとっては、射幸心を煽る良いシステムだと思います。

 射幸心と書きましたが、別に色違いだからといって、特別に強いとか、そういうことはありません。文字通り、単に色が違うだけです。何が射幸心なのかというと、「出にくい」つまり「珍しい」こと自体が射幸心なわけです。

★で、だ。

 DQMも215種類全部集めた私ですが、このゲームもはまりました。上記3.E.の2種類はともかく、残り249種類はすべてゲット。

 ってことは、です。前述の通り、銀単体では最大でも199種類しか揃わないわけですから、当然通信交換したわけですね。しかも相当ヘビーにやらないとここまでは揃わないわけですが、誰と交換したのかというと、実は自分でやったのです。元々持っていたゲームボーイカラーとポケモン銀に加え、スーパーゲームボーイ2という、スーファミ上で動くエミュレータと通信ケーブル、そしてポケモン金と青を買ってしまいました。一番上の「例によって、前作はやってませんでした」という文章が、今回だけは過去形なのも、そのためです。いやあ、自己完結で交換すると、誰にも気兼ねなくやりたい放題できるので、財力のあるオトナには最適。上の方で「たくさん売れる」と書いたのには、こういう意味もあったわけです (笑)。

 最初の方で「感想だけ書きます」って書いたけど、これって感想なのかね? (^_^; まあ、いいか。

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