2002 初夏 鹿児島 万膳酒造
赤坂“まるしげ夢葉家”小久保さんはじめスタッフと芋っ子倶楽部輝ちゃん
93ちゃん総勢7名のメンバーで万膳酒造へ。。。
皆、楽しみ楽しみ。。。“心持ちテンション高い”
午前中に羽田から飛行機で鹿児島空港。
2度目の鹿児島だが、また来れた喜びで一杯いっぱい。
2台のレンタカーで、輝ちゃん号と小川(まるしげ)号とにわかれ、オイラは小川号
CD選びからスタート(何しに来てんねん)。モンゴル800###が流れる。
あーなーたーに会いたくてー逢いたくてー!!!さあ、いざ万膳さんへ!!!
ある程度、車走せると先頭の小久保さんから電話。。。
蔵に行かず、先に酒屋(万膳の実家は今も酒屋さんを開いている)に寄るとの事。
今、酒屋の方に本人が居るらしく、そちらに向かう。
万膳さんだ(万膳利弘さん)!!!すぐ車に乗り込み、運転・案内で後を着いてく。
車は走る、奥へ奥へ山奥へ・・・何処!?突然左折。えっ!?道!?!?
天井に頭をぶつけるかのような道、手馴れたハンドル捌きで先頭車は進む、
後車は少しビビリ気味(無理もない)!!!
山小舎の蔵・万膳酒造。車を降りる。空気が美味い!!!
空港に降りた時に鹿児島特有の暑さを感じたが、ここは別世界(避暑地)涼しい・気持ちいい。
木々の緑が汚れた目を休めてくれる。
蔵に入る前に、軽い挨拶(自分は重い思い挨拶)そして深呼吸。。。
木の温もりが全面に出た造りだ。さらに総檜の室へ・・・言葉になりません。。。
サウナに入るより体が綺麗になるような錯覚。。。
話は続く・・国内産の原料への拘り・コストもかかるが本物を伝えたい。
その表れが随所に見える。
室・木桶蒸留器・一次・二次甕壺仕込み・そして追い求めた霧島山中の良質な水。
杜氏・宿利利幸さんからの伝統技術を今もなお学んでいる。
“萬膳”・“萬膳庵”の原酒を頂く・・絶句!!!
そして今年出荷予定の白麹仕込みを壺から頂く・・・小久保さんと目が合う・・・。
参りました。。。
“まあこんなとこです”と万膳さん。。。外へ出る。
夢心地な表情が、あちらこちらに・・・。
流し素麺と山女を裏でご馳走になる。スタッフ?の子供がビールを運んでくれ、
美味い山女に舌を打ちながら、万膳さんの話を伺う。
話を聞けば聞くほど“職人さん”だなぁと思うところ多し。
お腹も一杯になり、万膳さんが仕込み期間中、住み込んでいる小屋へ向かう。
鶯の声・木々の揺れる音・香り・澄んだ空気。。。素晴らしい環境だ。
“流鶯”という名の原酒があるが、流れる鶯・・まさにそのままであった。
大変な重労働であるが、蔵に住んでいると血糖値が下がると言う。
人間が住む所は本来こういった所なんかなと思ったりさせられる。
2・8のお湯割りを頂いた。薄くない!味も香りものびが良い。
更に、錫の杯で口元へ・・・再び絶句!!!酒に限らず酒器も最高のもので飲むと
こうも素晴らしいものかと・・水を一杯・・・もう涙が出る。水がまた素晴らしい。
なんか贅沢しすぎた。万膳さんワールドに完全に酔っていた。
小久保さんなど“この余韻のまま、もう東京に帰る”とまで、同意見だ。
このままでは居座ってしまう。。。(万膳さんに迷惑です・・)
素晴らしい造り手・・素晴らしき仲間
酒屋の方に寄りましょうと言われ、後ろ髪ひかれる思いで・・蔵を後に。。。
車中、先ほどまでの夢心地の余韻でCDも止まる。
酒屋には自社商品がない。。。蔵を立ち上げる際、応援してくださった酒販店さんに
全部まわしているとの事・・・すごい器の人だ。
お土産を多数頂き、皆何度も頭を下げ、万膳さんと別れた。
言うまでもなく・・・その夜の萬の膳は皆シコタマ酔いしれた。。。
久々に感動覚えた日だった。
PS 酔いしれた時・・・小瀬戸さん(コセド酒店店主)・佐多さん/矢部さん(佐多宗二商店)
喜禎さん(朝日酒造)・佐藤さん(佐藤酒造)達とも合流し・・・
楽しい宴は永遠に続く。。。
喜禎さん・・いっちゃってます。 飲んでも呑んでも逞しい佐藤さん
次の日の昼も再び万膳さんの蔵へ向かう。。。
以前大阪でお世話になった・・・松尾さん(白菊屋店主)・上田さん(男厨店主)
中尾さん(ぶいはち店主)・米沢さん(”りき”のママ)
楠美ちゃん(芋っ子倶楽部部長)達と合流するため。
万膳さんの蔵の近くのお店にて、万膳さんを囲み、これまた楽しい楽しい・・・
ちょっと暑い。。。昼酎と昼飯。
昼から撃沈寸前だったとさ・・・。