2002 初春 静岡 神沢川酒造場

 前日に“伊勢五本店”篠田さんから連絡あり、“突然決まったのですが

 明日、静岡に行きませんか!?“と”どちらに!?“”正雪“です。

 喜んで行きます。との事で急遽決定。

 朝、東京駅集合。他に上野“竃屋”の小峠さん・千駄木“三忠”の池田さんと

 毎度の93ちゃんで・・・。伊勢五さんは濱田さん・縄田さん。

 皆、急に決まったのと前日キッチリ仕事後のせいか、新幹線の中は転寝状態。

 1人を除いて(・・93ちゃん)。

 新幹線から東海道線に乗り換え“由比”へ

 太平洋がキラキラと美しい(魚?肴?が食べたい)

 由比到着。出口で望月さんを待つ。そう正雪を醸すのはこの人だ。

 来た!!一台タクシーを拾い連なって移動。

 桜海老の店・看板があちらこちらに(帰りに必ず買って帰ろう)

 煙突が見えた。神沢川酒造場の文字!!!到着。。。

 応接間に通され、静岡茶を頂く。酒も良いがお茶も旨いなあ。

 縁側がとても素敵なとこだった。

 挨拶をすませ、精米した山田錦を見せてもらう。

 綺麗に磨かれた米は真珠のようと言うが、まさにそれだ!!!

 部屋を出、蔵の中へ。。小雨がちらついて来た。

 寒い。蔵の中は上着をしっかり着ないと本当に寒い。

 今日、作業は休みらしく、造りの説明中心に廻る。

 蔵名の通り地元神沢川の伏流水で仕込んでいるとのこと。

蔵の中はとても清潔で“正雪”の味わいが窺える。

タンクの香りはバナナ香は勿論だが林檎香にも思える。

外でお母さんから再び静岡茶を頂く。芯から温まる。

子供達が外で、はしゃいでいる。望月さんの子供だ。

酒造りの説明している真剣な顔とは違い、目が緩んでいる。

“桜海老の旨いところで試飲しましょう”と・・(マジ、やったね)

         

純米・吟醸・大吟醸・山影純悦(南部杜氏)他、好適米”吟ぎんが”を使ったものなど

どれもこれも、生の桜海老・かき揚げに相性バッチリ!!!

好みでは、純吟ですな。今年のもバランスがとても素晴らしい出来栄えだ。

望月さんの(山影純悦さんの)生酒のフレッシュ感と程よいクリ−ミーさは

拍手喝采です。

今現在も注目され続ける静岡酒だが、だからこそ毎年緊張します。との事。

確かに、磯自慢・開運・初亀など旨い蔵が多い静岡だが、個性と伝統と進化は

常に考え行動しなければならないとの弁。

おっしゃる通りです。

93ちゃんの要望!?で皆を引き連れ??海岸に沿いにある桜海老の土産屋さんへ

大量に買い込む・・。皆は待つ・・・。

駅で別れる事に。。。

望月さんの貴重な話、個人的に頂いた土産を大事にしまい、帰路へ

その後、東京のとある店でもう一杯引っ掛ける。

春の生の“正雪”を飲んだのは言うまでもない。

東京でも旨いですよ。望月さん。。。