第２７期第一回講座　『オリエント急行の殺人』を読む(2025.5.24)

本書を読んだ後（読みながら？）、可能ならば考えてきてほしいこと

1. この作品の評価を星の数（★1〜５）で答えてください。
2. この作品を初めて読んだ時期、できればその本の版元を教えて下さい。
3. 初読時と今回読んだ時の感想に違いがありましたか？
4. 評価できる点、不満に思う点を挙げてください。
5. ラストのポアロの判断をどう思いますか？　原作・ドラマ版・映画版のラストで最も良いと思うのは？

書誌的情報

• 原書"Murder on the Orient Express"は、英国では1934年1月に単行本がCollins社から出版された。米国では1934年2月に”Murder in the Calais Coach”という別題でDodd, Mead社から刊行された。別題の理由は、グレアム・グリーンの『スタンブール特急』（“Stamboul Train”）が米国では1932年に“Orient Express”という題で出版されており、それとの混同を避けるためと言われている。

• 翻訳書は以下の通り（児童物は除く）
  • 『十二の刺傷』（延原謙訳、柳香書院、1935、海賊版）
  • 『オリエント急行の殺人』（延原謙訳、早川ポケット・ミステリ、1954）
  • 『オリエント・エキスプレス』（松本恵子訳、講談社、156）
  • 『オリエント急行の殺人』（長沼弘毅訳、創元推理文庫、1959）
  • 『オリエント急行の殺人』（蕗沢忠枝訳、新潮文庫、1960）
  • 『オリエント急行殺人事件』（古賀照一訳、角川文庫、1962）
  • 『オリエント急行殺人事件』（久万嘉寿恵訳、講談社文庫、1975）
  • 『オリエント急行の殺人』（中村能三訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、1978）
  • 『オリエント急行の殺人』（中村能三訳、クリスティー文庫、2003）
  • 『オリエント急行の殺人』（山本やよい訳、クリスティー文庫、2011）
  • 『オリエント急行殺人事件』文訳、角川文庫、2017）
  • 『オリエント急行殺人事件』（安原和見訳、光文社文庫、2017）
  
  
• 映像作品は以下の通り(http://www.deliciousdeath.cexj.htmlより）
  • 「オリエント急行殺人事件」
    　　　　　　映画公開：1974年
    　　　　　　監督：シドニー・ルメット、脚本：ポール・デーン
    　　　　　　ポアロ役：アルバート・フィニー
  • 「オリエント急行殺人事件」
    　　　　　　米国のTVドラマ、放送：2001年
    　　　　　　監督：カール・シェンケル、脚本：スティーヴン・ハリガン
    　　　　　　ポアロ役：アルフレッド・モリナ
  • 「オリエント急行の殺人」
    　　　　　　英国のTVドラマ、放送：(英ITV)：2010、(NHK)2012/2/9
    　　　　　　監督：フィリップ・マーティン、脚本：スチュワート・ハーコート
    　　　　　　ポアロ役：デビッド・スーシェ
  • 「オリエント急行殺人事件」
    　　　　　　日本のTVドラマ、放送：2015/1/11,12
    　　　　　　監督：河野圭太、脚本：三谷幸喜
    　　　　　　ポアロ役：野村萬斎
  • 「オリエント急行殺人事件」
    　　　　　　映画公開、2017年
    　　　　　　監督：ケネス・ブラナー、脚本：リドリー・スコット他５名
    　　　　　　ポアロ役：ケネス・ブラナー
  
  
• 劇場公演は以下の通り(http://www.deliciousdeath.cexj.htmlより）
  • 「オリエント急行殺人事件」
    　　　　　　劇初演：2017年
    　　　　　　演出：河原雅彦、脚本：Ken Ludwig
    　　　　　　ポアロ役：小西遼生
  
  

  これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
  質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。

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