第２８期第一回講座　『スタイルズ荘の怪事件』を読む(2025.11.22)

本書を読んだ後（読みながら？）、可能ならば考えてきてほしいこと

1. この作品の評価を星の数（★１〜５）で答えてください。
2. この作品で最も面白いと思ったのは、どういう点ですか？
3. トリックや騙しのテクニックについての評価はどうでしょうか？
4. これはクリスティのデビュー作ですが、以後の作品と比べてどのような点で違いを感じましたか？
5. ヘイスティングズの人物造形や一人称の語りについては、どう思いか？
6. ポアロ物３３作中、ヘイスティングズが登場する作品は、何作あるでしょうか？ （A：８作　　B：１６作　　C：２４作）

書誌的情報

• “The Mysterious Affair at Styles”は1920年2月より英国の週刊紙“The Weekly Times”で連載開始。原書は米国では1920年10月にJohn Lane社から出版され、英国では1921年1月にThe Bodley Head社から出版された。
  
• 翻訳書は以下の通り（児童物は除く）
  • 『スタイルズの怪事件』 （東福寺武訳、日本公論社、1937）
  • 『スタイルズ事件』（宇野利泰/桂英二訳 別冊宝石No.23、1952）
  • 『スタイルズ荘の怪事件』（松本恵子訳、講談社、1955）
  • 『スタイルズ荘の怪事件』（田村隆一訳、ハヤカワ・ミステリ、1957）
  • 『スタイルズ荘の怪事件』（能島武文訳、新潮文庫、1959）
  • 『スタイルズの怪事件』（松原正訳、東京創元社 『世界名作推理小説大系 別巻4』、1961）
  • 『スタイルズの怪事件』（松原正訳、創元推理文庫、1963）
  • 『スタイルズ荘の怪事件』（能島武文訳、角川文庫、1971）
  • 『スタイルズ荘の怪事件』（久万嘉寿恵訳、講談社文庫、1975）
  • 『スタイルズの怪事件』（田中西二郎訳、創元推理文庫、1976）
  • 『スタイルズ荘の怪事件』（田村隆一訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、1982）
  • 『スタイルズ荘の怪事件』（真野明裕訳、新潮文庫、1995）
  • 『スタイルズ荘の怪事件』（矢沢聖子訳、クリスティー文庫、2003）
  • 『スタイルズ荘の怪事件』（山田蘭訳、創元推理文庫、2021）
• 映像作品（海外制作）は以下の通り(http://www.deliciousdeath.cexj.htmlより）。
  • TVドラマ「スタイルズ荘の怪事件」（クリスティ生誕100周年記念作）
    　　　　　放送：(英ITV)、1990年
    　　　　　監督：ロス・デベニッシュ　脚本：クライブ・エクストン
    　　　　　出演：デビッド・スーシェ(ポワロ)
    　　　　　　　　　ヒュー・フレイザー(ヘイスティングズ)
    　　　　　　　　　フィリップ・ジャクソン(ジャップ警部)
    　　　　　　　　　ビーティ・エドニー(メアリー・カベンディッシュ)
    　　　　　　　　　デビッド・リントール(ジョン・カベンディッシュ)
    　　　　　　　　　ジリアン・バージ(イングルソープ夫人)
  • TVドラマ“La Mysterieuse Affaire de Styles”（アガサ・クリスティーの謎解きゲーム）
    　　　　　放送：(France2)、2016年
    　　　　　監督：エリック・ウォレット
    　　　　　出演：ジュリア・マッケンジー(ミス・マープル)
    　　　　　　　　　サミュエル・ラバルト(ロランス警視)
    　　　　　　　　　ブランディーヌ・ベラヴォア(アリス)

  これまでの資料はhttp://www.ab.cyberhome.ne.jp/~lilac/christie/seibushiryou.htmで参照できます。
  質問やメルマガへの参加はwhtushin@gmail.comまでご連絡ください。

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