ハイチ地震:2010年1月12日

(2010/01/15 更新)

図1:米国地質調査所による2010年1月12日20時から14日21時10分までの震源分布(時刻は世界標準時:日本時間−9時間)。ハーバードのMwは7.1。

図2:図1の震源の時空間分布。上が東で、下が西。余震は西側に多いようである。

図3:図2と同じ震源のマグニチュード・時間の図。「UDM」は、マグニチュードが決まっていない地震を示すが、今のところ無い。この時間までマグニチュード6以上の余震は起きていない。

図4:宇津カタログによる1800年以降のM5以上の震源分布。今回の震源域では大きな地震は起きていない。国境線の北端がうまく処理できていない図で、見苦しくなってすみません。

図5:エングダルらのカタログ(1963年まで)+米国地質調査所PDEカタログによる2010年1月11日までの震源分布。今回の震源域では大きな地震は起きていない。

図6:米国地質調査所PDEカタログによる震源分布。下に地図中の枠で示した小アンチル諸島に直交した地域を切り出した断面図を示した。

図7:図6の地図中の枠で示した小アンチル諸島に直交した地域を切り出した断面図。縦横比は1:1。東から大西洋プレートが小アンチル諸島の下に沈み込んでいる。地表面と平行に分布する震源の列びは、震源決定時に位置の決まりが悪い場合に深さを10km,30km,33kmとかに仮定して水平位置だけ決めるため見かけ上出来る分布で、事実ではない。

図8:1963年以前はエングダルらのカタログで、1964年以降は、米国地質調査所のPDEカタログによる震源分布。深さ60km以浅、M4.7以上。

図9:図8の枠内の震源のマグニチュード・時間図。

図10:図8の枠内の震源の時空間図。Mの下限を4.7にすると今回の震源域を含めた広域で地震活動が低かったように見える。ただし、2009年3月以降は、PDE月報ではないので、データはその前と後とで時間的に均質で無い。

図11:ハーバード大によるCMT解。今回の地震は、横ずれ型。

図12:ハーバード大によるCMT解のP軸の地表面投影方位分布。M5以上。

図13:ハーバード大によるCMT解のT軸の地表面投影方位分布。M5以上。

図14:20世紀以降の50km以浅でM4以上の震源分布。プレート境界が明瞭に分かる。1963年までは、エングダルらのカタログ、1964年以降は米国地質調査所PDEカタログによる。但し、2009年は、週報や速報によるので小さい地震は掲載されていないので表示されていない。